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薬とは何か。 薬はどうあるべきなのか。
医薬の根底にある思想を探して、世界各地を訪ね歩いた記録。あまり紹介されていない貴重な史料・エピソードが数多く収められています。
【仕 様】
A5判 DVDブック(ボックスケース付き)
[DVD:54分/日本語/NTSC]
[冊子:88頁/オールカラー]
自然は、なぜ人の病を癒す物質を準備しているのか。
生と死が隣り合った黒死病の時代
医療と科学が出会ったヨーロッパの医学校
祈りの中に死を迎えるホスピス
人体を知るために始まった解剖学
有効成分を抽出・合成する近代医学
デカルトの心身二元論
スピノザの神
クロード・ベルナールの「実験医学」
ブールハーヴェが始めた臨床医学・・・
医薬の源流から現代医学まで、古今東西、薬の哲学を散策する。
■本の内容
●序文 株式会社アイカム会長 武田純一郎
●シナリオ『薬へのプロムナード』
1章 西安の生薬市場から
2章 1720年マルセイユのペスト
3章 現代医薬の戦い方がもたらしたもの
4章 科学的医療はどこから始まったか
5章 心身二元論に始まる近代科学
6章 臨床医学の始まり 全体へのまなざし
7章 科学的医学は部分へ
8章 なぜ万物が薬になりうるのか
●協力クレジット
●製作スタッフ
●制作ノート ・迷い道
・ベルナールに乾杯
・ペスト史跡を訪ねて
・撮影許可のコツ
・ドイツが東西に分かれていた頃
序文 より
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私たちは、長く生命科学映画を作り続けてきた。
現在主流になっている西洋医薬ばかりではなく、数千年の歴史をもつ漢方やアーユルヴェーダー医学・・先人の知恵として伝えられてきた薬もある。 病を知ることは、いのちを知ること。薬を知ることは、人間の証を知ることではないだろうか 。
「どう生きるのか」という問いは他の生物にはない。その問いが、人間の理性の誕生までつながっているのではないか。 医薬の根底にある思想を探して、近代科学の基礎になったデカルト、ゲーテ、スピノザ、臨床医学を拓いたというブールハーヴェ、クロード・ベルナールの実験医学も訪ねた。この映画は、いわば、薬の哲学散歩、お楽しみいただければ幸いである。
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