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価値観の違いを超え、人間のあるべき姿を求めて。
【仕 様】
A5判 DVDブック(ボックスケース付き)
[DVD:59分/日本語/英語/NTSC]
[冊子:112頁/オールカラー]
人間はどこからきて、どこへ行くのか。
人は生まれ、出会い、愛し、限られた時間を生き抜き、
なんらかの生きた証を残して、地球の営みの大きな流れの中に還っていく。
かつて神話の世界観に生きていた人間は、今、科学という共通の言葉を持ち始めた。
宇宙の創世から、地球の誕生、生物の進化、
人類の誕生、現代科学の宇宙観・生命観が映像化される。
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1982 日本映画技術賞撮影部門
日本医師会推薦 / 日本映画ペンクラブ推薦 / 日本薬剤師会推薦 / 優秀映画鑑賞会推薦
■本の内容
●企画のことば 株式会社スズケン/株式会社三和化学研究所 代表取締役社長 鈴木信次
●監修のことば 日本国際医学協会 石橋長英
●映画『人間』によせて 慶應義塾大学医学部教授 塚田裕三
●演出にあたって シネ・サイエンス-現アイカム-監督 武田純一郎
●シナリオ『人間』
01章:人間が生まれ、時間が始まる
02章:宇宙~地球~生命
03章:人類誕生
04章:多神教の世界観、一神教の世界観
05章:科学的世界観の構築
06章:視点の変わるとき、新しい世界観が生まれる
07章:お前はどこに行くのか
08章:人間らしさを模索する
09章:共に生きる
10章:人間だけが信じ、愛し、創造する
●協力クレジット/製作スタッフ
●制作ノート
・世界の各地で赤ん坊は生まれる
・イスラエル入国までの記
・死海でいのち拾いした話
・ニュートンの林檎
・関所越え
・ラニケートのモーニング・ティー
●あとがき 30年後のつぶやき
企画のことば より(抜粋)
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”「薬と人間」に続いてライフ・サイエンス映画「人間」を世に送ります。
「薬と人間」は病気とたたかう先陣の献身を描いて医薬に対する人間の心を問うものでしたが、映画「人間」は人間が生物として、また人間として歩んできた道をかえりみて人間自身のあり方を問うものとなりました。 ”
監修のことば より(抜粋)
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”地球が生まれて40数億年、われわれ自身が、この地球に生きるのは通常わずか百年にも満たないのです。その地球に「歩み入り」そして「去り行く」個々の生命は、ほんの一瞬の存在に過ぎません。しかしその一瞬の中に人として生まれた喜びを真に自覚できたものにとっては、このうたかたの生命は、また悠久の生命となるのです。
この映画が紹介する卵子と精子の結合や胎児の生まれ出るドラマティックな厳粛なシーンを見せるだけで、われわれは生命の尊厳をあらためて思い知らされずにはいられません。 ”
映画『人間』によせて より(抜粋)
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”映画「人間」の訴えようとするところは劇的な人間誕生に始まり、さまざなな人間のなりわいを直視する中から人間の本性を知る手がかりをつかんで欲しいという事である。人間社会に宗教が生まれ、やがて近代科学の誕生と共に両者の相剋が起こりつつも科学文明の猛烈な進歩によって大きな社会変革が起こってきた道筋を眺めることも重要な参考資料になると思われる。”
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